Enikki      作品展

 「第16回 洋画家連合展 第3室 木村勝幸 」  
 01/07/06

今日7月6日(金)、コーラスの練習の後、
仲間達と久しぶりに姫路市立美術館に出向いた。


煉瓦づくりの美術館のたたずまいは
丁度雨上がりの静けさと、洗われた緑の中にあって
一層心を落ち着かせてくれた。

建物は元々は姫路市役所だった。

私はこの筋向かいの高校に通っていたので
ウン十年前には毎日見ていた景色だ。

記憶では古ぼけた煉瓦の建物で
中はもっと古ぼけた庁舎だった。

その当時こんな風に生まれ変わる事は
若くもあったが、予想は出来なかった。


友と通ったお城にぬける道は、遠回りの帰り道。
駐車場からその道を横切ると美術館だ。



今日のお目当ては、友人の御主人であり、中学の先生でもある
「木村勝幸 作品展」だった。

第16回 洋画家連合展の中で、13号室にその作品の数々展示されていた。

私は絵は全く分からないが
音楽を聴いたり、詩を読んだりするのと同じように
心のどこかで何かを
感じられれば・・・・・と



もうそろそろ画像の準備も出来た頃かと・・・・

ごゆっくりお進み下さい。




子供の譜




鏡と人形




’88アトリエ自画像





アトリエ静物




シチリア風景




語り




アトリエ’98学舎





アトリエ’99扉T








ここでは17点の作品のうちのいくつかを取り上げさせて頂いた。

どの作品も展覧会に出展されたものばかりで、賞を取られたものもあるそうだが
あえて明記はされていなかった。

ほとんどが100号の力作で、
若い時からの画風の変遷を感じられる展示だった。

具象絵画の世界は 現実を超えた世界
観る人を引き込み、思考させるものがあるようだ。

私には「語り」という作品が、とりわけ多くを語ってくれていたように思えた。



絵日記に取り上げさせて頂く了解を得て、何かコメントがあればとお聞きすると
先生は、「この美術館で最後の展覧会が出来た事が非常に嬉しい。」 と言われた。

つまり、この姫路市立美術館では、今後一般の展示は出来なくなると言う事だった。

私達も最後となる良いものを見せていただいた今日の事を
大切にとっておきたいと思う。

先生が丁寧に説明をしてくださったお陰で、少し絵に近くなれた気がして嬉しかった。
その声は低く優しく豊かで心地良い響きだった。




その先生が太子町の混声合唱団におみえ下さるというので・・・・

これはもう! 

楽しみな事である。








不慣れな素人の撮影、画像処理の為、作品の持ち味を損なっているかと思われますが、お許しください。




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