Enikki 鬱蒼とした夏 01/08/26 |
夏の盛りの午後、
鬱蒼とした茂みの中に あの「豚に真珠」の豚さんがいました。
それはシソとミントとバジルとタイムの小さなハーブガーデンの
鬱蒼とした薫りの中でした。
「 やあ! こんちは! 」
トイレの帰に通りかかったブブに声を掛けました。
ブブはいつものように下を向きスタコラ スタコラ勝手口に向かう所でした。
「 アー! コンチハ! 豚さん、そこは暑いだろう?」
「いえいえ、 ここは涼しい薫りと 葉っぱの陰で、そりゃあ涼しいよ!
朝晩にはシャワーもたっぷりかけてもらうからね。
それより外の方はいったいどうなんだい? 」
豚さんは、聞きました。
ブブは答えました。
「この暑さだろ、だから今年は ひまわりが綺麗なんだよ〜!
ママが言うんだ、
自転車で出かける道の両脇で行ってらっしゃ〜い! って
みんないっせいに見送ってくれるんだ〜 って、
ママは、みんなに 笑顔で挨拶しながら
ルンルンな気持ちになって出かけるんだってさ」
東西の路 出かけるとき 帰ってくるとき 南北の路 後ろに見えるお家の二軒先がブブのお家 反対からみて・・・国道に続く道 そして時折こんな夕陽がお出向かえ |
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豚さんは言いました。
「フーンそうかい、ママさん、きっと嬉しさだろうよ!」
「ウフッ! そうなんだよう!
まるで舞台の花道にでも立った気分じゃないかなあ・・」ぶぶが言いました。
「 フフッ 一人でニタニタしているママが目に浮かぶよ〜〜
豚さんは葉っぱの影から覗きながら言いました。
「じゃあ 又お話聞かせてくれよな!
ボクはこの夏、この鬱蒼とした茂みの中で色んな薫りを楽しんでるけど
でも、ブブさんは毛があんまり鬱蒼としなうちに刈ってもらった方が良いよ!!」
「鬱蒼? うっ、そう する!」
豚さんがずっこけたかどうかはご想像にお任せします。
この年、阿曽地区ではメインの道路に面したの休耕田にひまわりを植えました。
阿曽の青少協を先頭に子供会、自治会、婦人会やみんなで作業をし、やっとフラワーロードが完成しました。
それぞれの田圃を提供下さった皆さんには最後まで、草取りや水の心配で大変だった事と思います。
有り難うございました。