Enikki   マリンバの夕べ      02/03/29



3月29日(金)


あいにく夕方から雨粒が落ちてきた。


傘をさして雨合羽を着て、自転車で7分走り、6時半あすかホールに到着。

あすかホールの会館の外でも 「まもなく開演ですので・・・・    」と、ふれていた。

会場は満員だった。  800席の最後列に座った。

反響板の下りた格調あるシューボックスの舞台に、二本のさくらの木は心和む演出だった。

司会の方のお若いすがすがしい雰囲気と、飾らない素直なお話ぶりは、私好み!

お客様に自然に溶け込んで、とても気持ちのいい司会をされた。



あすかサロンコンサート 郷土のアーティストシリーズ 第3弾

ソプラノの富岡恵子さん
ピアノの市場誠一さんに続いて

松崎浩太郎マリンバ ・リサイタル  となった




               

     Asuka Saron Concert


            プログラム
第一部

マリンバ小協奏曲

     Tvigorous   U Calm   VLively

組曲 会話
    1.やさしいお話
     2.よかったね、あれ・・・・を何回も
     3.いつまでも くやしい
     4.生返事ばっかり
     5.つじつまのあわない報告

サイド バイ サイド
プリズムラプソディー

          〜〜〜休憩〜〜〜


第2部

  春風(春風のメドレー)   

  タイプライター・シンコペイティド・フィドルファドル
        (アンダーソン作品集より

  星に願いを ムーンリバー 虹の彼方に いつも何度でも
          (映画音楽より)

  剣の舞(バレー組曲「ガイーヌ」より)






小柄な彼の体が、小気味よく踊っている。

縦のリズムがマレットを打ち、横のリズムを体が刻み、ハートが全霊で歌っている。

スライドする足さばきは、軽やかで素早く、しなやかで品がある。

やさしさ溢れる演奏といい、コミカルで愛らしい演奏といい、激しく揺さぶる演奏といい、

彼の誠実な人柄が溢れていて、きっと多くの観客の心をつかんだに違いない。

演奏の難易度は私にはわからないが、難なくこなされる何本ものマレットさばきに、ただただ感動するばかり・・・

この小柄な体のどこから、あの強い音や激しいリズムを打ち続けるエネルギーが出てくるのだろうか

そう言えば、有名な安倍圭子さんも小柄な方だったか ・・・。






中田英仁(なかだひでのり)さんのピアノがぴったり寄り添いリズムを刻む。

マリンバを引き立て、二人の間(ま)は絶妙だった。よほど練習を重ねられたのであろう、息は迄ぴったり!

難解そうなリズムをさりげなく心地よく・・・二人の世界はひろがっていった。









佐藤隆一さんは今回の演奏の「春風」の作曲家として紹介され、客席から舞台へ。


アンコールでは、ピアノの中田さんとのマリンバ連弾をご披露


満員のお客様の手拍子は、時としてリズムについていけず・・・松崎さんの助けがあったり、楽しく微笑ましく・・・















コンサート終了後

  
浩太郎さんのお友達だとか・・


   
    


司会の女性の爽やかなVサイン
田路温子さん

快く写真撮影を受けて下さった浩太郎さんのご両親   



太子町下阿曽出身の彼は、

私どもの自治会のお隣になる。

ご両親は存じ上げているが、

流石この御両親にしてこの浩太郎さんなのだ。

そう思えるやさしさと誠実さがどんどん伝わってくる。

このお写真をとらせていただくときも、浩太郎さんは

ご両親の事を心から感謝していると語っていた。

何度も何度もお世話になりましたと頭を下げられる。

どうかこれからも、益々精進され、

世界に羽ばたく演奏家になられますよう。

私達は、心から応援しています!














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