葉桜のお話の始まりです。

Enikki      はざくら    01/04/11

〜画像マウスポイントでも、お楽しみ下さい〜

 

 

太子山の中腹にあるつくも荘から望んだ景色は

朝の柔らかな陽ざしに包まれほんのり桜色

 

人も車も、自転車も子供も、学生も散歩のお年寄りも

さくらの花弁の花吹雪につられ

一つ ひとひら 咲きました
二つ ふるえて 散りました  

人は微笑み、

車は幸せ色に染まり、配達人は仕事を楽しみ、

子供はスキップをし、学生の顔は華やぎ、

老夫婦はいそいそと

 

人や車や、自転車や子供や、学生や散歩のお年寄りに・・・

ほんのり桜色の花弁が舞い踊る。

 

こんなに素敵なリズムを刻んでいるのはだれ?

大きなタクトを振っているのは

いったい 誰なの?

 

 

 

私は大きな息をしてこの景色を飲み込んだ

そして 

はじけそうな思いを心にねじ込んで

 

何もなかったかのような顔をして振り返った。

 

つくも荘での いつもの朝の練習

 

三つ 見事な花吹雪
 

誰にも気づかれずにしまい込んだシンホニー

その日一日 私の心は

ほんのり桜色

 

 

 

四つ 夜桜 愛でた後 

 

 

 

太子山のいつもの自転車置き場

五つ いつしか 葉桜の頃  

自転車を止めた足元に

おっと

可愛い桜が迎えてくれた。

踏んづけなくてよかった・・・・

何か幸せな予感

この後、花吹雪のあの景色にであった。

 

 



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